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グレゴリオ聖歌の世界 [Liturgy & Music]


リチャード・クロッカー(吉川文訳)
グレゴリオ聖歌の世界
音楽之友社 2006年 319頁(CD付)

1.聖歌、聖歌詠唱、グレゴリオ聖歌
2.グレゴリオ聖歌の音と音空間
3.旋律の動き、リズム、そして言葉
4.グレゴリオ聖歌、ローマの政策、そしてヨーロッパのポリフォニー
5.初期キリスト教の礼拝における賛美の歌唱
6.ローマ式典礼におけるグレゴリオ聖歌
7.時間の中の、そして時間を越えた修道院の聖歌
8.記譜されたグレゴリオ聖歌と記憶の中のグレゴリオ聖歌

付録CDの聖歌解説
訳者あとがき
注記
参考文献表
用語集
索引

Richard L. Crocker
An Introduction to Gregorian Chant.
New Haven: Yale UP, 2000, 248 p.

* * * * * * * * * *

楽典が頭に入っているわけではないので理解するのに苦労するが、付録CDを流しながら解説を読むと、ああそういうことかと腑に落ちる点もある。著者は初期中世教会音楽の権威であり、いくつかのモノグラフに加えて大部の編著もある。

Richard L. Crocker & David Hiley(eds.), The Early Middle Ages to 1300(The New Oxford History of Music 2), Oxford: Oxford UP, 2 ed., 1990, 816 p.

David Hiley, Western Plainchant. A Handbook. Oxford: Clarendon Press, 1993, 661 p.

はおそらくこの分野で最初に参照すべき手引きであろう。ふと思ったが、ラテン語とギリシア語では曲にどのような差が出るのであろうか。古典ギリシア語の再現テープは大学のギリシア語の授業で聴いたことがあるが、非常に美しかった。私を含め日本人の苦手とするところだが、言語における音声はもっと注目されるべきだと思う。エルヴィン・パノフスキはゴシック建築とスコラ思想との間に相関関係を見出したが、典礼音楽と教会もしくは修道院建築との間にもなんらかの関係はありそうである。どこかで読んだ気もするが、覚えていない。

音楽学(Musicology)は通常の歴史学とは別の分野を形成しており、専門誌もある。
Early Music, London, 1973-
Plainsong & Medieval Music, Cambridge 1992-


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